『肌をきれいにしたい』
『トラブルに負けない強いお肌にしたい』
『いつまでも透明感のある若々しいお肌でいたい』
と男女共に多くの方が思っているのではないでしょうか。
トラブルのない赤ちゃんのようなお肌になるためにはまず『肌について知る』ことが大事です!
肌を知るための第一歩!お肌のph値についてです!!
お肌を理解して、美肌に近づくための第一歩をクリアしていきましょう!
そもそもph値とは?
ph値は液体の水素イオン濃度を示す単位で、液体の酸性かアルカリ性かを表します。
0から14の数値があり、7が中性、7より下が酸性、7より上がアルカリ性になります。
お肌のph値は弱酸性 お肌のph値を弱酸性に保つことが重要!
弱酸性のお肌はトラブルが起きにくく健康なお肌と言われています。ph値でいうと4.5〜6.5です。
肌が弱酸性なのは、皮膚表面をうっすら覆っている『皮脂膜』が弱酸性を保ってくれるからです。
皮脂膜は、皮脂腺から分泌された皮脂と汗が混ざりつくられる天然のクリームです。
このph値のバランスが崩れると乾燥や肌荒れ、ニキビや炎症などのトラブルが引き起こされます。
多くの人がお肌を弱酸性に戻す力が弱ってしまっている!? アルカリ性中和能
私たち人間には、アルカリ性に傾いたお肌を数時間で弱酸性に戻す『アルカリ性中和能』が備わっています。
私たちがもともと持つ力です。ですがその力を発揮できていない人が非常に多いです。
アルカリ中和能が弱ってしまっている可能性のある方
- アトピー性皮膚炎
- ニキビ
- 乾燥肌
- 洗顔を頻繁にする など
皮脂が出にくい方や、洗顔などで皮脂を取りすぎてしまう方はアルカリ性中和能が弱ってしまっている可能性が。
肌のph値が弱酸性に保たれることで、お肌の潤いを保ち、皮膚の艶、滑らかさを良くし、トラブルが起こりにくい強いお肌がつくられます。
ph値がアルカリ性に傾くことで起こるトラブル
1、乾燥
皮脂膜がうまく機能しないので、皮膚の水分が蒸発しやすく、乾燥肌を引き起こします。
2、アトピー、アレルギー、敏感肌に
お肌を守るバリア機能が破壊され、少しの刺激にも弱く、敏感肌に。
痒みや赤みなどの炎症が起こりやすくなります。
3、菌が繁殖しやすく、ニキビの原因に
ニキビの原因となるアクネ菌や黄色ブドウ球菌は、弱酸性からアルカリ性に傾くと繁殖しやすくなり、ニキビができやすくなります。
4、アルカリ性は毛穴を開かせる
弱酸性は収斂作用という引き締めが働きますが、アルカリ性は膨潤作用という、細胞を膨らませたり、ゆるめたりさせる働きがあります。
髪の毛を染めたりするカラー剤はアルカリ性で、髪の細胞をゆるめ、カラー剤が中に浸透しやすくしています。
まとめ お肌につけるものはすべて弱酸性に
アルカリ中和能が正常に働いている人なら、多少アルカリ性に傾いてもすぐに弱酸性になりますが、アルカリ中和能の役割をする皮脂が出にくい方などは、弱酸性になりにくいので、トラブルが起きやすかったり、症状が悪化したり治りにくくなってしまったりします。
特に気をつけていただきたいのが、洗顔料、ボディソープ、シャンプーなどのいわゆる『洗うもの』です。
アルカリ性は汚れを落とす力が強いので、『洗うもの』はアルカリ性で作られていたりします。
汚れを落とす力は強いけど皮膚にとって必要な皮脂も、スパーーーーーンと落としてしまうのです。
ではアルカリ中和能が弱っている方がアルカリ性のものを使ったら?
よりトラブルが改善しにくくなることが想像できませんか?
洗顔したあとつっぱったり、体が粉を吹いていたり、乾燥して痒みが出たり、炎症を起している方は、普段使っているスキンケアを見直してみた方が良いかもしれません。
洗顔料やボディーソープを弱酸性に変えただけでもお肌は変わったりします。
ph値のバランスを整えて、本来私たちが持っている肌の力を最大限に発揮していきましょう。